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「鉄窯ひじき」 伝統製法ならではの黒い宝石

「鉄窯ひじき」は、
山陽丸水産のアイデンティティともいえる製品です。
真っ黒い色と濃いうまみが特徴で、
料理しても茶色っぽくなりません。
その秘密は、鉄窯を使った伝統製法。
ステンレス窯炊きのひじきに比べ、約9倍(※)の鉄分を含んでいます。
※日本食品標準成分表2020年版(八訂)による

伝統製法で炊き上げた真っ黒い宝石

湯気の中から姿をあらわす、黒光りするひじき。

山陽丸水産では代表自ら収穫したひじきをその日のうちに鉄窯で炊き、素早く天日で干して仕上げます。
強火の薪を使うので対流が起き、火の通りにムラが出ません。

鉄窯はステンレスに比べ扱いが難しく、昔ながらの製法には手間がかかります。
それでもこの製法を続ける理由は、「本物の味」をたくさんの人に知ってもらいたいから。
ぜひこれまでのひじきと食べ比べてみてください。

窯炊きでは代表自ら船を出して収穫したひじきを、ぐつぐつと煮立った鉄窯に投入します。

大量のお湯は取り壊した建物の廃材を利用し、一気に沸かします。
ひじきの旬は冬場ですが、薪として木材を投入する作業は肌が焦げ付くような熱さとの戦いです。

窯に入れた瞬間に鮮やかな緑色を見せ、時間をかけて真っ黒になっていくひじき。

炊き上がると熱が通り過ぎて食感が失われないようムラなく広げ、天日で干します。
熱々のひじきを手早く広げる作業にも、熟練の技が光ります。